Wine grape profile

安芸クイーン

Aki Queen / ピンクの果皮

農研機構の前身である果樹試験場安芸津支場が「巨峰」の自殖実生から選抜育成した生食用の赤色品種。旧系統名はブドウ安芸津13号で、育成の経過は果樹試験場報告22号(1992年3月)に「ブドウ新品種'安芸クイーン'」として発表された。果粒の形は倒卵形。農研機構は、鮮紅色の着色が暖地では進まないことがあり、寒冷地では紫色になる場合があるとして、着果過多を避ける・着色期の果房に光を当てる・夏季の窒素吸収を抑えるという対策を挙げる。結実性は「巨峰」より悪く、種あり栽培では弱剪定が必要で、満開時〜満開3日後と満開10〜15日後に25ppmのジベレリンで花房処理をすると種なしになり結実も良くなる。種なし栽培では短梢剪定ができ、花穂は先端3〜4cm程度に整形する。

At a glance

安芸クイーンの基本情報

英名
Aki Queen
交配親
巨峰×巨峰(農研機構)。品種登録データは「『巨峰』の自殖実生から選抜育成」と記す
育成
農研機構 果樹茶業研究部門(旧 果樹試験場安芸津支場。育成地は広島県東広島市安芸津町、品種登録データでは広島県豊田郡安芸津町)/品種登録者 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構/育成担当者 山根弘康、栗原昭夫、山田昌彦、永田賢嗣、吉永勝一、岸 光夫、松本亮司、角 利昭、平林利郎、小澤俊治、角谷真奈美、佐藤明彦
品種登録
農林認定品種 ぶどう農林7号(登録年月日 1991年6月1日)/品種登録 第3458号(登録年月日 1993年3月17日、出願番号4458・出願年月日 1991年3月30日)。育成者権の存続期間18年、消滅日 2011年3月18日(期間満了)
果皮の色
ピンクの果皮

Measured traits

安芸クイーンの栽培・果実のデータ

育成機関・種苗協会の資料に載っている数値です(出典はページ末)。

熟期
8月中下旬・育成地(農研機構)
糖度
18〜20%(農研機構)
糖度
20度程度(1993年・品種登録)
酸度
酸含量0.4〜0.5%(農研機構)
果房重
400〜500g(農研機構)
果粒重
13〜15g(農研機構)
果粒重
14g程度・極大粒(1993年・品種登録)
耐寒性
「巨峰」程度とみられる(農研機構)
栽培
適地は東北地方中部以南の巨峰栽培地域(農研機構)

Taste & aroma

安芸クイーンの味わい・香り

農研機構は、糖度・酸とも「巨峰」と同程度で甘味が高く食味が良好と記す。アメリカ系ブドウのもつフォクシー香がある。肉質は「キャンベル」のようなかみ切れない塊状と「甲斐路」のようなかみ切れる崩壊性の中間で、ジベレリン処理した果粒では果肉が「巨峰」より硬くなる。

Made in Japan

安芸クイーンを造る日本のワイナリー

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