Wine grape profile
ブラックビート
Black Beat / 黒ぶどう
ブラックビートは、熊本県の河野隆夫が藤稔にピオーネを交配して育成した生食用の巨峰系四倍体品種。農林水産省の品種登録データベースは、果皮の色が紫黒、果粒が短楕円で極大粒、育成地(熊本県宇土郡不知火町)では7月下旬に成熟するかなり早生の品種と記す。熊本県農業研究センターが2009年に雨よけ無核栽培で調べた成熟期は8月上〜中旬で、巨峰の8月中〜下旬より10日程度早かった。ジベレリンを処理しないと花振るいして生産性が不安定になるが、無核栽培では結実性が安定し、1房40粒程度の大房でも着色が良好だった。同センターは、裂果が巨峰より発生しやすい点に注意を促している。
おもに赤ワイン用味わいと香り
At a glance
ブラックビートの基本情報
- 英名
- Black Beat
- ワインの色
- おもに赤ワインになる
- 交配親
- 「藤稔」に「ピオーネ」を交配
- 育成
- 品種登録者・登録品種の育成をした者: 河野隆夫(熊本県)
- 品種登録
- 品種登録 第12075号(2004年6月4日 登録)/出願番号13484(2001年5月7日 出願・2002年3月22日 出願公表)
- 果皮の色
- 黒ぶどう
Measured traits
ブラックビートの栽培・果実のデータ
育成機関・種苗協会の資料に載っている数値です(出典はページ末)。
- 熟期
- 7月下旬(育成地・品種登録)/8月上中旬(熊本県)
- 糖度
- 16.4度(2009年・熊本県農業研究センター)
- 酸度
- 0.493g/100ml 酒石酸換算(2009年・熊本県)
- 果粒重
- 16.9g(2009年・熊本県農業研究センター)
- 栽培
- 無核化はジベレリン12.5ppm(熊本県農業研究センター)
Taste & aroma
ブラックビートの味わい・香り
熊本県農業研究センターの2009年の調査では、糖度16.4度・酸含量0.493g/100ml(酒石酸換算)で、巨峰は17.8度・0.501g/100ml。酸含量が早期から低く減少も早いため、あっさりとした食味と評価されている。果汁は多いが香気はほとんど無く、年により渋味をわずかに感じる。果皮は巨峰よりやや厚く、果肉はやや硬い。農林水産省の品種登録データベースは、甘味は中、酸味は少、渋味は無〜極少、香気は無と記す。
Explore next