Wine grape profile

サマーブラック

Summer Black / 黒ぶどう

サマーブラックは、山梨県果樹試験場が巨峰にトムソン・シードレスを交配して育成した生食醸造兼用の品種。出願は1997年3月31日(出願番号9732)で、育成者権は2013年12月25日に消滅している。果皮の色は青黒又は紫黒、果粒の形は円で大きさは中、種子の有無は無である。自然状態では果粒が小さいため、満開時50ppmおよび満開10日後に50ppmのジベレリン果房浸漬処理が必須で、摘粒と合わせて果粒を肥大させる。着色は非常によく、有袋のままでもかなり着色する。樹の拡がりは大、樹勢は強で、花振いの多少は多、無核果粒の混入は極多。農林水産省の品種登録データベースは、安芸シードレスおよび巨峰との区別性を認めている。

おもに赤ワイン用味わいと香り

At a glance

サマーブラックの基本情報

英名
Summer Black
ワインの色
おもに赤ワインになる
交配親
巨峰×トムソン・シードレス
育成
山梨県果樹試験場(品種登録者: 山梨県。育成者: 雨宮毅、小澤俊治、佐藤俊彦、古屋次郎、望月太、古屋清、平林利郎、三宅正則、安藤隆夫、斉藤典義、精進剛、近藤真理、別所英男、小池浩一)
品種登録
ブドウ農林16号(1997年8月19日 命名登録)/品種登録 第8559号(2000年12月22日)
果皮の色
黒ぶどう

Measured traits

サマーブラックの栽培・果実のデータ

育成機関・種苗協会の資料に載っている数値です(出典はページ末)。

熟期
8月上旬(山梨県果樹試験場)/8月中旬(品種登録)
糖度
20%以上(山梨県果樹試験場)
酸度
0.5%程度(山梨県果樹試験場)
果房重
400g(摘粒50粒程度・山梨県果樹試験場)
果粒重
自然状態3g/処理後7〜8g(山梨県果樹試験場)
栽培
ジベレリン処理が必須(山梨県果樹試験場)

Taste & aroma

サマーブラックの味わい・香り

農林水産省の品種登録データベースは、甘味は高、酸味は中、渋味は無〜極少、香気はフォクシー、果汁の多少は多と記す。果皮の厚さは厚、果皮と果肉の分離性はやや難、肉質は中間で、果肉の色は不着色。山梨県果樹試験場は、やや脱粒が目立つため、やや密着した房にすることが望ましいとする。

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