Wine grape profile
巨峰
Kyoho / 黒ぶどう
VIVCが日本の民間育成者 Ohinoue, Yasushi(Oinoue Institute for Agronomical & Biological Science)による生食用(TABLE GRAPE)の四倍体黒ブドウとして記載する品種。農研機構の果樹研報(2008年・シャインマスカットの育成報告)は、巨峰を米国ブドウと欧州ブドウの交雑種とし、1960年代後半より生産が拡大して日本で最も多く栽培されている(農林水産省統計部・2006年)が、2000年頃をピークに次第に生産が縮小し、ジベレリン処理による無核化栽培が多くなってきたと書く。農研機構のDNA品種識別マニュアルは、四倍体が大粒になるため日本で盛んに育種が行われ、ピオーネ・藤稔・安芸クイーン等が巨峰を中心とした交雑から育成されたと書く。
At a glance
巨峰の基本情報
- 英名
- Kyoho
- ワインの色
- おもに赤ワインになる
- 交配親
- CENTENNIAL X ISHIHARA WASE(VIVC「Pedigree as given by breeder/bibliography」)。VIVCはマーカーで系統を確認済み(Full pedigree: YES)で、確認された親は CENTENNIAL (4N) と ISHIHARA WASE (4N)。農研機構のDNA品種識別マニュアルは「突然変異による四倍体が発見され、四倍体枝変わり品種の交雑により『巨峰』が日本で育成された」と書く
- 育成
- JAPAN(原産国・VIVC)/育成者 Ohinoue, Yasushi、育成機関 Oinoue Institute for Agronomical & Biological Science、Year of crossing 1935・Year of selection 1939、種は VITIS INTERSPECIFIC CROSSING、用途は TABLE GRAPE。VIVCの Prime name は KYOHO (4N)
- 果皮の色
- 黒ぶどう
- 呼称のある国
- 日本原産地呼称(PDO・GI)で認められている産地が多い順・2産地
Measured traits
巨峰の栽培・果実のデータ
育成機関・種苗協会の資料に載っている数値です(出典はページ末)。
- 熟期
- 24場所平均で9月11日収穫(2008年・農研機構)
- 糖度
- 18.4%(24場所平均・2008年・農研機構)
- 栽培
- 花振るいしやすい(2008年・農研機構)
- 生産量
- 全国栽培面積の31.3%(2015年産・農水省)
- 産地
- 長野 233.9t(2018年度・国税庁)
Taste & aroma
巨峰の味わい・香り
農研機構の果樹研報(2008年)は、巨峰の肉質を崩壊性(噛み切りやすい)と塊状(噛み切りにくい)の中間とし、硬さの評価は「中」、米国ブドウの香りであるフォクシー香を持つと書く。同報告の比較では、シャインマスカット(平均0.41g/100mL)の酸含量が巨峰より有意に低かった。VIVCも Taste を FOXY と記載する。
Origins by rule
巨峰の主な産地
EUの原産地呼称(PDO)規則等で 巨峰 が認められている2産地を、国別に整理しています。
Related grapes
同じ産地で使われる品種
上の産地の呼称規則で 巨峰 と一緒に認められている品種です。
Made in Japan
巨峰を造る日本のワイナリー
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