Wine grape profile
ヤマブドウ
Yamabudo / 黒ぶどう
ヤマブドウは日本列島に自生する野生ブドウの一種で、学名は Vitis coignetiae Pulliat ex Planch.。北海道・東北・中部・四国の山林に自生し、酸味が強く、ワインやジュースに加工される。ワイン向けの取り組みは昭和47年に山形県朝日村で始まった。平成15年の栽培面積は135.6haで、主産県は岩手県88.6ha・青森県13.0ha・秋田県10.5ha・山形県8.6ha・長野県5.0ha。雌雄異株で自生樹の雌株の比率は30%前後、栽培には雄株の混植が不可欠。岩手県久慈地方の系統は主に野村系・葛巻系・山下系・大野晩生系で、極早生の高森早生系とベト病に耐性のある佐藤系が農家によって選抜されている。
At a glance
ヤマブドウの基本情報
- 英名
- Yamabudo
- ワインの色
- おもに赤ワインになる
- 品種登録
- 種苗登録をしているものはない(日本果樹種苗協会)。山に自生しているものから品質のよい2系統が選抜され、「朝日1号」「朝日2号」と命名された
- 果皮の色
- 黒ぶどう
- 別名
- 山葡萄、コワニティ
- 呼称のある国
- 日本原産地呼称(PDO・GI)で認められている産地が多い順・1産地
Measured traits
ヤマブドウの栽培・果実のデータ
育成機関・種苗協会の資料に載っている数値です(出典はページ末)。
- 熟期
- 9月下旬〜10月上旬(朝日1号・果樹種苗協会)
- 糖度
- 16.1〜20.5(久慈6系統・2013〜15年・岩手県)
- 酸度
- 総酸15〜25g/L(久慈6系統・2013〜15年・岩手県)
- 果房重
- 朝日1号150g・朝日2号130g(果樹種苗協会)
- 果粒重
- 約0.9g(朝日1号・果樹種苗協会)
- 耐寒性
- 強い(寒冷の気候を好む・果樹種苗協会)
- 栽培
- 垣根仕立て・2.5m×4m・10a100本(山形県)
- 産地
- 岩手 76.8t(2018年度・国税庁)
- 生産量
- 国内380tのうち岩手235t(2018年・岩手県)
Taste & aroma
ヤマブドウの味わい・香り
岩手県工業技術センターの醸造試験(令和2年度・久慈地方産3系統)では、いずれもヤマブドウの特徴である酸味のあるワインとなり、総酸は7.6〜9.7g/Lで、国産市販赤ワインの平均6.3g/Lより高かった。官能評価のコメントは、高森早生系が甘い果実様の香りで酸味は強いが味に厚みがありバランスが良い、佐藤系が果実・香草・スパイス様の個性的な香りで軽やかな味、野村系が花・果実様のはなやかな香りで酸味が強く後味すっきり。
Origins by rule
ヤマブドウの主な産地
EUの原産地呼称(PDO)規則等で ヤマブドウ が認められている1産地を、国別に整理しています。
- 日本1産地
- 長野
Related grapes
同じ産地で使われる品種
上の産地の呼称規則で ヤマブドウ と一緒に認められている品種です。
Made in Japan
ヤマブドウを造る日本のワイナリー
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